
本当にメグ・ライアンなの、と思わずにはいられないのが、今回ご紹介する『インザ カット』です。なにしろ、オナニーシーン、テレフォンセックス、男に手錠を架けてのSMプレイ……など、あらゆるタイプのベッドシーンをメグ・ライアンが繰り広げるのですから・・・。
プレス発表の際に渡されたマスコミ用の資料も、表紙には、赤く開きかけた花びらのアップがバーンとあって、辞書みたいに[in the cut:割れ目、秘密の部分……語源は女性の性器]とご丁寧にタイトルの説明が添え書きされています。
はい。はっきり言って卑猥さ全開。メグちゃんの新作を観にきたのに、まるでピンク映画みたいなプレスを渡された女性記者たちがひるんでいたのを思い出しました。

この作品のメグはNYの高校に勤務する英語の先生。ある日、自宅の近所で女性のバラバラ殺人事件が起き、刑事が訪ねてきます。そして、その後も刑事は聞き込み調査を口実に(実はメグちゃんに気があるので)頻繁に訪れてくるようになりました。一方のメグちゃんも刑事がだんだんと気になり、付き合い始めてもいないのに、朝のひと時、ご覧のような妄想タイムを過ごしています。
右手のうごめき方と、地味な感じのうめき声が生々しくて、観ているとちょっとテレます。ラブコメの女王がこんなことをしていていいんでしょうか?
一緒にバーへ行くなどし、刑事との交際がスタートします。それはまあまあ順調ですが、近所では相変わらず若い女のバラバラ事件は次から次へと起きている。お約束通りメグちゃんまでが犯人に狙われる段階になってきて、ストーリーは盛り上がりに向かいますが、刑事の様子がなんか変。
メグちゃんは、「実は犯人は恋人の刑事なのでは?」と、疑う気持ちが芽生えてきます。でも、メグちゃんは刑事に夢中になっていますから、そんな気持ちを必死に打ち消しながら、会い続けるのです。
そんなある日、例によって刑事が訪ねてきました。待ちきれなかったメグは、刑事の手錠を取り上げ、オイルヒーターのパイプと刑事の手をつないでしまいました。動きを封じられた刑事は、メグちゃんのなすがまま。メグちゃんはパンティーを脱ぎ捨てると、刑事の膝にまたがり、荒々しい腰使いで頂点へ向かいます……お楽しみに。

あ、でもね、これを借りに行くなら、カテゴリーはサスペンスです。洋ピンのコーナーとか、ラブストーリーの棚をいくら探しても見つかりませんので、よろしく。
なんと本作の製作担当はあのニコール・キッドマン。
2004年/アメリカ/119min
監督:ジェーン・カンピオン
次回の「今夜はこれを借りて帰ろう。」は4月20日アップの予定です。
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