
今日は黒谷友香(くろたにともか)初主演映画『TANNKA~短歌』のご紹介です。この作品は2006年11月に劇場公開されました。女流歌人・俵万智の処女小説「トリアングル」を原作に、作詞家の阿木耀子が初監督&脚本を勤め、映画化された官能ロマンです。
それまでの黒谷友香といえば、お顔立ちもスタイルも美しいけれど、インテリぶりたい感じとか、上品ぶりたい雰囲気が見え隠れし、ほとんど印象に残った役がありません。ですから、製作者サイドもそんな黒谷を起用するときは、二番手とか三番手が限界。しかし、この作品の黒谷はヒロインらしい強いオーラを放っています。
馨里(かおり・黒谷友香)は容姿にも才能にも恵まれた33歳のフリーライター。仕事は順調、キャリアも重ね、年上のカメラマン(村上弘明)との9年越しの不倫関係を楽しんでいます。カメラマンと過ごす時間は女性として満たされる甘いひととき。

そんな、ある日、立ち寄ったバーで年下のバイオリニスト(黄川田将也)と出会います。薫里はバイオリニストの初々しさに心惹かれ、肉体関係を持つように……。薫里は荒々しく自分を求める若い男に、恋の手ほどきをする楽しさを覚えてゆきます。
カメラマンとの不倫では味わえなかった“新鮮な喜び”に目覚めた薫里。2人の男性の間で揺れ動く女性の官能を表現したR-15作品です。
作品を盛り上げる場面として何度も繰り返される官能シーンが大きなウエイトを占めているこの作品、最初の方では、過剰気味ともいえる大きなあえぎ声に違和感を抱くかもしれません。でも中盤になると気にならなくなるのでご心配なく。

それより、この作品を決定的に特徴付けているのは、なんと言ってもベリーダンスを踊る黒谷の腰つきの卑猥さ。
最初はフラメンコの予定だったそうですが、それだと黒木瞳と岡田准一の『東京タワー』とカブッてしまうので、ベリーダンスにしたんだとか。
腰やお腹をくねらせて踊るベリーダンスは、「アタシの腰はこれだけよく回るんだから楽しませるわよ~」というハーレムの女性たちのプロモーション活動。
王様を振り向かせなくちゃならない女たちのベッドイン争奪をかけた熱い闘いそのものです。当然自然の成り行きで、キメのポーズもかなり妖艶。衣装やアクセサリーも華麗でキュートなのできっと貴女のお気に召すと思いますよ。是非、ご覧あれ。
2006年/東映/101分 監督:阿木耀子
次回の「今夜はこれを借りて帰ろう。」は6月15日アップの予定です。
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