今夜はこれを借りて帰ろう。

オダギリジョー祝御結婚企画
『パビリオン山椒魚』

記者泣かせの年の瀬会見にひとこと

パビリオン山椒魚のジャケット
パビリオン山椒魚のジャケット

いやぁやられた。入稿日にオダギリジョー結婚記者発表かヨ!
同じようなお笑い番組を見飽きたみなさんに、「お正月はのんびりと、アメリカのずるずる系ドラマをおさらいしてみませんか」的な提案をするつもりで、『24』とか、『プリズンブレイク』とか、『スーパーナチュラル』とか、ちょっと古いけど『X-ファイル』なんかを、まとめて借りて観ちゃいましょうよ、という内容の原稿を準備していたのに、全部吹っ飛んでしまいました。
そこでちょっと強引ですが、ふたりの出会いのきっかけとなった作品、シュールで豪華な『パビリオン山椒魚』をご紹介!

ふたりの出会いは映画のように

祝結婚
祝結婚

オダギリジョーと香椎由宇との出会いのきっかけとなった作品がコレ。
キンジローというオオサンショウウオがいて、そいつは徳川慶喜が1867年のパリ万博に出展された由緒正しい動物国宝らしい。キンジローはなにをするわけでもなく、だたそこにいるだけの存在だが、国から何十億円もの助成金を受け取っている美人四姉妹の【サラマンドル・キンジロー財団】によって管理されている。
ある日、そのキンジローに“偽物”疑惑が浮上。本物だったら、パリ万博中に負った骨折の治療痕が、背骨に残っているはずだと主張する人々が現われ、真偽を確かめるために、“21世紀の天才レントゲン医師”こと飛鳥芳一(オダギリジョー)が、キンジローの誘拐を請け負うことに。芳一は豪邸で行なわれる<キンジロー150歳のお誕生日パーティー>に忍び込み、四姉妹の四女あづさ(香椎由宇)と運命的な出会いをする。しかし、芳一のキンジロー誘拐は失敗。さらなる騒動に巻き込まれてゆく……。

ワケのわからなさを楽しむ新しい映画

バカバカしくもゴージャスな演技
バカバカしくもゴージャスな演技

ハチャメチャなジェットコースター・ムービーです。キンジローを追う巨大組織の陰謀やら、四姉妹の確執も描きつつ、何層にも重ねられた不条理なシチュエーションが、ひたすらキンジローを追い求めて突き進みます。あづさのパパ(高田純二)も登場し、彼女が他の姉妹とは腹違いであることが明かされるなど、ちょっと詰め込みすぎの印象もありますが、バカバカしくもゴージャスなオダギリジョーの演技を見ていると、お正月向けと言えなくもありません。
監督は冨永昌敬。構想5年、満を持して31歳の彼が初めて撮った長編作品が『パビリオン山椒魚』です。最近も『コンナオトナノオンナノコ』などが公開されるなど若手では大注目の監督さん。奇妙なタイトルに引いてしまわないで、勇気を出して是非、カウンターへお持ち下さい。
本作を探す時は、ミニシアターのコーナーか、俳優別の棚の【オダギリジョー】のコーナーへどうぞ

次回の「今夜はこれを借りて帰ろう」は1月18日アップ予定です。

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