恋の花びら大回転

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【第92話】催眠術に挑戦!その1

2017.8.17

出会い系の掲示板を、なんとなく流し読みしていた時、

「催眠術が得意です。イキにくくてお悩みの方はご連絡ください」

という書き込みを見つけました。

書き込んだのは、30代のNさんという男性で、身長178センチ、メガネの会社員。見た目は「たぶん爽やか」らしい。プロフィールには、趣味で催眠術をやっていると書いてあります。

このコラムで何度も書いてますが、私はひどい遅漏でして、セックスの時、「気持ちいいのにイケない」という状態が続きます。最近は、舐め犬と出会えたおかげで(第81回「『舐め犬』と出会えるのか?」参照)、前戯でイケるようになりましたが、それもめちゃくちゃ時間がかかる。

一度でいいから、イキまくってみたい。すぐイク身体になってみたい。

その催眠術の力を借りれば、もしかしたら私でも変わるかな…?と、一抹の期待を込めて、「お話を聞かせてください」と、Nさんに連絡してみました。

まあ、出会い系にいる自称・催眠術師なんて、まず間違いなくマユツバものでしょうから、もしもキモかったら立ち話だけして帰ればいいやと思っていました。

しかし、待ち合わせの場所で、「藍川さん?」と声をかけてくれたNさんは、しょうゆ顔で長身のイケメン。

「いいんじゃない!?」と、脳内の中にいるもう一人の自分が、裏声でザワつき始めました。

確かに、いい。この見た目なら、催眠術とか関係なくいい!

「話の内容があれなんで、喫茶店で話すのも気が引けるし。ちょっと立ち話でもしましょうか」

この時点で、(あっ!こいつ喫茶店には行かず、このままホテルに直行しようとしてるな?)と直感しましたが、まあ、こちらもまんざらではないので、とりあえずその場でお話しすることに。

そしたらその話が、長い長い。喋るのも早い早い。あと、身体がめっちゃ近い。

よく喋るし、話している内容もわかりやすいけれど、誰かの話術をそのまま真似しているような感じがする。本当は人と話すのが苦手な人なのかもしれない…。

怪しいセミナー講師みたいな話し方で、「催眠術とは何か」を一生懸命に力説するNさん。しかし、そろそろめんどくさくなっていたので、

「じゃあ、とりあえずやってみてください」

と話を遮って、ホテルへ向かうことにしました。

ホテルの部屋のソファに座ると、Nさんがまず取り出したのが、長いヒモのついた水晶みたいな振り子。漫画とかで、「あなたはだんだん眠くなーるー」ってやる時の、あの5円玉に似ています。こんなの、本当に使うんだ!と興奮しました。

Nさんが、「僕が3.2.1と言ったら、左右に揺れ始めます」と言うと、ヒモの先にぶら下がった水晶みたいな石が左右に動き、「回り始めます」と言うと、石が回る。

Nさんは、「どうですか!」と得意げだけど、だから何?感は拭えず。でもまあ、こっちも早く話を進めたい(=早くやりたい)ので、「すごいですね~」と笑顔でやり過ごしました。

こうして、早くも【自分を催眠術師だと信じて疑わないNさんと、そんなNさんが傷つかないように気を遣う私】という、初期のエスパー魔美と高岡さんみたいな構図が出来上がりつつありました。

果たしてNさんは本当に催眠術を使えるのか?次回に続きます。

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藍川じゅん

藍川じゅん

元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中!

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