やっと春めいてきたころですが、ファッション界はもう秋冬に注目!3月2日(火)から「パリ2010-11秋冬コレクション」が始まりました。9日間にわたって約100のブランドが新作を発表するファッションウイーク。
ランウェイでモデルが新作を着て歩くコレクションが一番有名ですが、そのほか展示形式のブランドの発表会や、大型会場での大小ブランドの展示会もファッション関係者には欠かせないイベント。この期間は世界中からモード関係者が集まるので、パリはおしゃれな人たちで大変華やかな雰囲気になります。すごくスタイルのいい人が道を歩いていると思ったらモデルだった、なんてこともよくあります。余談ですが、普段のパリは、決まった地区を除いてはあまりおしゃれな人がたくさんいるというわけではないのです…。
今回のコレクションの全体的な印象は、モノトーン、タイトでシンプルなフォルム、ディテールの美しさが目立ちます。具体的なアイテムとしてはミニ丈、プラットフォームのハイヒール、フリンジやプリーツ、ラッフルなどのテキスタイルに繊細な装飾を施した素材など。カラフルな柄などはほとんど見かけず、柄を取り入れるとしたら色を抑えめにするか、カッティングやフォルムの美しさを強調するためにカラーはモノトーンかブルーなどの寒色系で統一するかのどちらかになっています。それぞれのブランドに共通するテーマは"女性らしさ"ですが、その解釈と表現はさまざま。日本のような「カワイイ」はほとんど存在しないといっていいくらい、強さとクールさ、そして大人のエレガンスを強く感じます。

今回の注目ブランドを3つご紹介しましょう。まずは20代の2人のフランス人デザイナーのブランド、ディヴァステ(DEVASTEE)。このブランドの特徴は、大胆な柄、そしてモノトーン。今回のコレクションでは基本的に黒と白しか使っていません。でも写真のような大きなチェックやスカルをモチーフにしたインパクトのある柄はそれだけで存在感大。若い才能が自由な感性で作った服という感じがします。

ポルトガル人デザイナー、ルイ・ブキーノ。ディテールに凝ったデザインが特徴で、フリンジやプリーツをあしらったボリュームのあるブーツが注目を集めました。柔らかい素材が作るドレープの美しさで女性らしさを表現し、シンプルながらも洗練された印象を与えます。

モノトーン中心の今回のコレクションの中で最も明るいトーンを使っていたフェリペ・オリヴェイラ・バティスタ。全身を同系色のグラデーションでまとめたり、グラフィカルなデザインのワンピースなど見ていてワクワクする楽しいコレクションでした。全スタイルに共通するボリュームのあるフリンジのブーツは、服の色に合わせて各色登場。ショートタイプのものはミニ丈のワンピースとの相性抜群です。
hiroko
パリ在住10年。ファッション誌のパリ支局長アシスタントを経て、現在はフリーランスライターとして、パリの観光情報、食、ファッション、カルチャーなどに関する記事執筆や取材コーディネートを行っている。
>>>バックナンバー一覧
※当サイトでは高収入アルバイトの情報を提供しております。18歳未満(高校生含)の方は閲覧をご遠慮下さい。