AV女優やモデルたちがプロダクションのバイトで遭遇した、思わずその場から逃げ出したくなるようなキツーイ、でも笑える体験談を紹介します。

高収入を稼ぐため、風俗求人サイトの求人情報で見つけたプロダクションのAV女優のバイトに応募。そのプロダクションで最初に体験したバイトは、AVではなくヌードのデッサンモデルでした。

季節は真夏。激しい日差しが照り付ける気温37℃超えの中、私は大汗をかきながら会場となる雑居ビルの一室に到着。その部屋は驚くほど涼しく、蒸し風呂のような外とは大違い。まさにオアシスです。私は「こんなに涼しい部屋の中。しかもただ裸で椅子に座っているだけで高収入なんてラッキー♪」と胸中ほくそ笑んだのです。

10人ほどの絵描きさんの前で裸になり、椅子に座っていたのですが…。オイオイ寒い寒い！冷房の効いた部屋の中を裸で過ごすのがこんなにも寒いとは、予想だにしていませんでした。ついには全身に鳥肌が立ち、手足はガタガタ、アゴはガクガク震える始末。

見かねた主催者の方が少し温度を上げてくれたのですが、今度はお腹がピーピーといい始め、10分に1度のペースでトイレに猛ダッシュ。この状態で、約束の2時間を何とかこなしました。絵描きさんたちには申し訳ないやら、恥ずかしいやら…。ちなみにその日の夜から高熱を出し、風邪で三日間寝込みました。人生で滅多に経験できない、今となっては懐かしい体験です（笑）。

高収入バイトを集めた風俗求人サイトのプロダクション求人募集に応募し、企画モノが得意なプロダクションに所属。大勢のAV女優が出演する、ナンパ物や痴漢物の企画AVに出演していました。

撮影時、AV女優の控室としてウイークリーマンションの一室が用意されていたんだけど、そこには周りのAV女優から、“企画モノの主（ぬし）”と崇められる、同じプロダクションに所属するボス的な先輩AV女優がいました。

噂によると、彼女はAV女優のバイト歴5年のベテランで、高収入が見込めるスカトロなどのハードプレイも難なくこなすツワモノ。制作現場でも、「困った時には“企画モノの主”で！」と一目置かれた存在なんだとか。

何作か共演する機会があったんだけど、ある日を境にプッツリ彼女の姿を見なくなりました。同じプロダクションの後輩AV女優に、「最近、“企画モノの主”さんを見ないけど？」と聞いたところ、「高知県で獰猛な土佐犬とプレイする作品に出演した時、興奮した土佐犬が突然暴れだし、お尻をガブリと噛まれたらしいですよ」とのこと。

さすがは企画モノの主。彼女の偉大さと勇敢さ、そしてチャレンジ精神をひしひしと感じた体験でした。

「AV女優は一発当たれば、店舗型風俗や派遣型風俗よりも遥かに高収入」という理由から、高収入バイトを集めた風俗求人サイトのプロダクション求人情報を徹底チェック。求人サイトの求人募集に応募し、AV女優＆高収入への道に進みました。

大勢のスタッフに囲まれた初めてのAV体験は緊張の連続。しかも私は演技の経験なし。監督から「喘ぎ方が甘い！」「もっと激しく！」と何度もダメ出しされましたが、なかなか上手くいきません。

そんな私を見かねて監督がとった手段は、必殺・足つねり！ADさんがAV女優の足をつねり、喘いでいるように見せるという、AV業界では定番の手法です。

痛くて仕方ないんだけど、当然「痛い！」と言ってはダメ。AVはまさに見せる風俗。エンターテイメント風俗なんだなぁと痛感させられた貴重な体験でした。