安達裕美に似ている。これがエリナさんと最初にあった時の印象だ。
そんな彼女、学生時代は吹奏楽部でフルートを吹いていたという。卒業後はマクドナルドでアルバイトをするなど、どちらかと言えば普通の女の子だった。
エリナさんになぜ、この業界に入ったのかを聞いたら「マックで一生懸命バイトしてもたいしてもらえないでしょ~、だからキャバクラで働いたんですけど、お酒が飲めなかったのですぐに辞めちゃって、いまの仕事にしたんです」と、あっけらかんとした答えが返ってきた。
この仕事に飛び込んだ彼女の人生観を変えたのはドルフィンの社長との出会い。この仕事が初めてだったエリナさんに、まず社長が言った言葉が「お金の大切さを知りなさい、貯金をしなさい」だった。
素直な彼女は社長の教えをきちんと受け止め、この1年間で400万円も貯めた。貯金の使い道はまだ決まっていないが、何をするにしてもお金は必要になるから「将来への地盤固め」だと思って貯金に励んでいるのだそうだ。
19歳ぐらいの女の子といえば遊びたい盛り。でも、エリナさんはホスト遊びをすることもなく、ブランド品を買い漁るわけでもなく、したいことが見つかった時のために貯金している。
唯一、ハマっていることといえば『L'Arc~en~Ciel』の追っかけで「今のお仕事って、時間の融通も利くので来週からはちょっとお休みをもらって沖縄にライブを見に行ってきます!」と楽しそうに話してくれた。
女の子に優しい職場でイキイキ仕事をしているエリナさんだが「新人の頃は初めて会う人に人見知りしちゃいました。あとは年上の男性もちょっと苦手でした。それに、最初の半年はそんなに指名が取れなくて、結構悩んでいたんです」と当時を振り返る。
そんなエリナさんに助け舟を出してくれたのが、数少なかった指名のお客様だった。「カチカチに緊張したり、自分を飾ろうとするのではなく、普段のエリナさんでイイんだよ」とアドバイスされたのだ。そして「お客様ということをあまり意識しないようにしよう!恋人だと思ってその時間を楽しめるようにしよう!」と考えるようにしたのだ。
また、社長にも「女優になりきりなさい」と教えてもらい、お客さんの一人である80歳のおじいちゃんの前では「孫」のようにふるまうことができるまでになり、月に80万円以上も稼ぐプロ中のプロに成長した。
「マックで働いていた頃は笑顔も接客もマニュアル的だったけれど、今は一人ひとりに合わせた接客ができるようになりました!」と明るく言うエリナさんの言葉にはこの業界で働くことへの誇りさえも感じられる。
実は、エリナさんには恋人もいて現在の仕事のことも正直に話している。彼氏は「仕事は仕事だから」と彼女の今を認めてくれている。たぶん正直で素直なエリナさんだからこそ、周りの人が応援してくれて彼女自身もどんどん成長するのだろう。
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