【第37話】また相席に挑戦！

恋の花びら大回転

2015.4.21

ここ半年にわたって、誰に頼まれたわけでもないのに勝手に婚活パーティーやら貸彼氏やらに挑戦し、ときめき体験レポを続けてきました。
やってみて気づいたことなんですが、どうやら私はときめきのハードルが異様に低いらしい。読み返してみると、だいたいにおいて「うっひょー最高！」って気持ちになっちゃってるので、全然参考にならない。
しかしながら、今日はときレポ初のしょんぼり体験でございます。

以前も体験レポしたことのある某相席居酒屋、まさかの2回目。前回があまりにも最高だったので、調子に乗って再度行ってきました。しかも今回はＲ30！なんと30代以上限定のお店なのです。

今回相席になったのは、体育会系と元ヤンの30代男性2人組。2人とも自分で会社を経営していて、経済的余裕も自信もあるようでした。
優しいし気遣ってくれるし、とてもいい人たちだったんですが、城北エリアの貧乏人と港区在住の青年実業家に30代以上という以外の共通項があるわけもなく、とにかく絶望的に話が合わなかった。

「野球の●●選手が地元の後輩」とか、「旅先でいいホテルに泊まった」とか、正直そういう話はフェイスブックでお腹いっぱいだっつーの！
そのフェイスブックでさえ耐えきれなくて退会したっつーの！

仕事だったら「そうなんですか！すごーい！」と、ここぞとばかりに盛り上がるんですが、そこまで張り切る気にもなれず、「あっ、すごいですねー…」と終始心ない相槌をうつことに。

前回の相席ではあんなに頑張ったのに、この対応の違い。モジモジしてる人にはグイグイいけるのに、自信ありげな人に対しては徹底的に無関心！
そして、私が何の話をしても相手もキョトンとしてる（そもそも声が小さすぎて聞こえてなかった可能性すらある）という最悪の事態に発展し、会話はさらに続かず。

漫☆画太郎先生だったら確実に「死ーん」って書き文字を入れてた。
たぶんあの場にいた全員、誰も悪くない。ただただ合わなかっただけ。
気まずく1時間が過ぎたころ、お二方は「俺たちそろそろ出るから、いろんな人と会話楽しんでいってね」と言って店を出ていかれました。
最後の最後まで気を遣わせてしまって申し訳ないです…。
私も友人も疲れ切ってしまい、次の男性と話す気力もなく、店を後にしました。
帰り道、一緒に行った友人が

「恋は偏差値だよね…」

と謎の名言を吐いていました。
確かに、身の丈にあった同じくらいのレベルの人との相席じゃないと、ときめき体験どころかそもそも会話も成り立たない。いつも、ま●ことかうんちとか言って喜んでる私がエレガンスな話題を楽しめるわけもなく、生活水準の差を噛み締めつつ、とぼとぼと帰路につきました。

こんな感じで今回の体験レポは完敗でしたが、懲りずにまた遊びに行ってみようと思います。なんたって女性無料ですし！

ちなみに、今回行ったのは港区にある30代以上限定の某居酒屋でした。他の男性客もスーツ姿の落ち着いた方が多かったので、玉の輿狙いの方におすすめです。仕事や友達や海外旅行の話に、リアルに「いいね!!」しまくりましょう。