【第47話】シュラバ！

恋の花びら大回転

2015.9.15

すっかり忘れてましたが、これ風俗求人サイト内の恋愛コラムなんですよね。気がついたら、風俗の話も恋愛の話も全くしてなかった。次回から風俗裏話や求人の有益な情報などを書く予定（あくまで予定）なので、今回も超個人的などうでもいい事件の話をしますね！（つまり平常運転です）

先日、知り合いの中年男性（Tさん）から、食事に誘われました。
Tさんは「昔はホストっぽかったんだろうな」って感じの元イケメン。風俗やキャバクラではモテそう。でも同性の友達はいなさそう。
私とは趣味も合わないし、今まで会話が弾んだこともない。
なのに、何故急に私を誘ったのか理由を聞いてみたら、

「もうすぐ俺の誕生日だから、普段会えない人に会っておきたいんだ」

という意味不明な答え。死期が近いのかな？
どうやら「俺の誕生日のお祝いをして」ってことらしい。まわりくどくてイライラする!!
じゃあ、どうせならサプライズしてあげよう！　と思いつき、Tさんと面識のある女友達4人も内緒で呼んでおきました。
私って優しいな。
まあサプライズっていうのは口実で、ただ私が友達と飲みたかっただけなんですけど。わざわざ貴重な休日を使って、仲良くない人の誕生日を祝うほど暇じゃないですし。

待ち合わせのお店に入った途端「なんでみんないるの!?」とびっくりするTさん。友人らは「あ、Tさんも来たんだ」くらいの感じで完全に女子会の空気でした。祝う気ゼロ。
みんなでワイワイ食事した方がよかろうと思っていたら、Tさんのテンションがみるみる下がっていく。そして、私が呼んだ友人のうちの一人・Ａちゃんと険悪な雰囲気になり始めた。
よくよく話を聞くと、Ａちゃんはつい最近までTさんとデートしたりホテルへ行ったりしていたのだとか。

「私とメールのやりとりしてた裏で、私の友達を食事に誘ってたんだ？　へーー」

と怒り心頭に発するＡちゃんに対し、汗びっしょりでしどろもどろになるTさん。
外野は、ビールを飲みながら「わはは、修羅場だー」「いいぞ～もっとやれー」と呑気にヤジを飛ばしていたんですが、やけに静かだった友人Bちゃんが、突然、

「私もTさんとヤったし口説かれてたんだけど、どういうこと？」

と、爆弾発言。
そこからは、マジもんの修羅場でした。
当然ながら、Ａちゃんはさらに激怒。Ｂちゃんは淡々と理詰めで追い詰め、ついには唇を震わせて泣き出すTさん。その横で腹を抱えて大爆笑する私。
まさに地獄絵図です。

怒られてる間、Tさんは目に涙を溜めながら終始ふてくされていた。なんで被害者面してんだよ。お前が元凶だろうが。
中年のおっさんが、泣きながらブツブツ言い訳するのは端から見てて最高にダサかったので、私も二股三股かけた男たちに怒られたら素直に謝ろうと思いました（見栄）。

あ、でも、最後に六人分の焼肉代を払ったのは、綺麗に落とし前つけたって感じでかっこよかったです。Tさんごちそうさま！
いろいろ書いちゃったけど、もう誰も怒ってないから、またこのメンバーで飲もうね（絶対いやだろうけど）。