恋の花びら大回転

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【第117話】「告白ハラスメント!」後編

2018.9.4

前回、告白ハラスメントとは「明らかに脈がない人に無謀な告白をすることにより、相手に精神的な負担を与えること」というお話をしました。今回はその対処法を考えてみたいと思います。

話は少し逸れますが、告ハラがメディアで取り上げられた際、男性から女性への告白として説明されることが多く(私が前回挙げた事例も男から女でした)、「気持ちを伝えるだけでそんな言われ方されたら何もできない」「男性差別だ」と批判が相次ぎ、炎上騒ぎとなりました。また、某ラジオ番組のアンケートでは、告ハラの概念に「共感できない」が86%という結果が。告ハラという言葉には「男性を批判するための言いがかり」というイメージが強いようです。

しかし、前回の事例は女性・男性が逆であってももちろん成り立ちますし、男性がお断りした場合「女に恥をかかせるのか」と、さらに責められる(あるいは自分を責めてしまう)可能性もあります。また、「話したこともないクラスの女子から突然告白され、断ったらその女子の仲良しグループから槍玉に挙げられた」っていう男子にはお馴染みの経験だって、「告白された側が悪者に仕立て上げられてうんざりする」という点においては告ハラといえなくもない。

で、やっと本題ですが、告ハラを避けるためにはどうしたらいいのか。遭ってしまったらどうすべきか。

まず、告ハラを避ける方法ですが、はっきり言ってありません。「爪が綺麗だから」「顔が元カノに似てるから」などの理由でも、人は簡単に恋に落ちてしまうからです。

そして、告ハラ気質の人たちは、相手が知らない人だろうと恋人がいようと、闇雲に突進してきます。

晴々しい顔で「気持ちを伝えたかっただけだから!」などと言いますが、伝えられた側に「他者の好意を受け入れたり拒否したりする責任」が生じ、それが精神的な負担やプレッシャーになるなどとは微塵も考えてません。

ハラスメントという言葉が不適切なら、告白テロと呼んでもいいかもしれない。

じゃあ、もし遭ってしまったら。

「へーそうなんだ!」とサラッと流し、お付き合いできない旨をハッキリ伝えましょう。

謝る時も、「ごめーんね☆」くらいの軽いノリでいいと思います。コミュニケーションを取らないまま勝手に育てた好意に対し、あなたが責任を感じたり深刻に謝ったりする必要はないからです。もちろん、明らかにおもわせぶりな、あるいはもてあそぶような言動をしたという自覚があるならば、誠意を持って謝るべきですが。

男女問わず、親しくない人からの無責任な発言に気まずい思いをさせられる筋合いは全くありません。

思い悩んだり自分を責めたりすることがありませんように。

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藍川じゅん

藍川じゅん

元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中!

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