恋の花びら大回転

【第96話】「お酒の失敗談」前編
突然ですが、今日は私の「酒にまつわる失敗ベスト3」を発表したいと思います。
何故そんな恥部を晒してしまうのか、自分でも訳がわかりませんが、まずは3位から。
第3位「歩きながらお漏らし」
もはや失敗というより、習慣に近い頻度でやらかしています。
酔うとものすごく頻尿になり、駅から家までの距離が我慢できません。男性みたいに立ちションするわけにもいかず、つい垂れ流してしまいます。
しかも、酔って気が大きくなっているため、「薄暗い夜道ならわからないし。家で洗えばいいし」と開き直ってしまうのでタチが悪い。
ちなみに、大雨の日は、目立ちにくいのでおススメです。
下半身だけビショビショの女が歩いてたら、「ああ、間に合わなかったんだな…」と優しい目で見てあげてください。
第2位「巣鴨のラブホテルで1人で全裸」
ワインと日本酒で酔い潰れた時のこと。
ふと目を覚ましたら、鏡張りの天井に自分のだらしない全裸がうつっていました。
びっくりして起き上がると、昭和感溢れる内装のラブホテルの一室。しかも、私1人。
ここどこ!?
ていうか友達は!?
と、大パニック。時計を見ると、明け方の3時頃でした。
とりあえず、財布を調べてみたけど、飲み代分のお金が減ってただけ。自分の体も、二日酔いで頭が猛烈に痛いくらいで、それ以外は特に変化なし。スマホを見ても、友人からは何の連絡もない。
鏡張りの部屋の丸いベッドの上で、深呼吸。そういえば、酔い潰れた私を、友人が近くのラブホテルに連れ込んでくれた気がする…が、よく思い出せない。服を着て、部屋を出て、途中道端で何度か吐きしつつ、タクシーでヨロヨロと帰宅。
友人に「目が覚めたら、1人で全裸で寝ててびっくりした!昨日私どんなだった?」と聞いてみたところ、「セックスしたいって騒いでたよ」という衝撃の返信が。
どうやら、自分で服を脱いで友人にやらせろと迫ったらしいです(記憶ゼロ)。
友人は身の危険を感じ、全裸で駄々こねるおばさんを寝かしつけ、先に帰ったのだとか。賢明な判断ですね。
「全裸で友人にセックスを迫る」という超絶恥ずかしいことをやらかしてしまったのに、未だに一緒に飲んでくれるので、その友人には感謝してます。というか、そんな時くらいやらせてよ!(しつこい)
それでは、次回「酒にまつわる失敗ベスト3」堂々の第1位を発表したいと思います。ご覧の皆様の予想通り、下ネタです!

藍川じゅん
元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中!