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恋の花びら大回転

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【第25話】「痴漢もどき?」前編

2014.10.21

前回・前々回とタダマンおじさんについて書きましたが、今回も困ったおじさんのお話です。
お酒が入るとついお触りしちゃう人、いますよね。その気持ちよーくわかります。私もしょっちゅう怒られてる。しかし、テンション上がって「おっぱい揉ませろ〜」ってなるのはわかるんだけど、たまに無言で触ってニヤニヤしてるだけの人がいる。あれすごい不気味なんですよね。

知り合いのKさんは、普段はいい人なんですが、酔うと見境なくお触りするタイプ。しかも、「触らせてよ~」みたいな前置きはなく、無言でニュッと手を伸ばしておっぱいを揉んだりする。
触られた本人も周りも、一瞬「えっ」って空気になる。「何、今の?」みたいな。「やめて下さい」と言われると、「おっと、こりゃ失敬」みたいな感じでニヤニヤしてる。ほとぼりさめた頃に、また触る。
普通に会話してた相手がいきなり殴ってきて、しかも謝りもせず笑ってるのと同じくらいの衝撃と気持ち悪さ。とにかく失礼だし不快!

タダマンおじさんは「しつこく言えばいつかタダでやらせてもらえる」と夢見ているケチなロマンチストなのに対し、Kさんのようなタイプは「触れる時に触っておこう」と考えるケチなリアリスト。痴漢と大差ありません
ちなみに、「#21 クソデートの思い出」に出てくるAさんも、唐突にベタベタ触ってくる痴漢もどきでした。思い出すだけでイライラする!

そして、最近Kさん・Aさんに続く3人目の痴漢もどきに遭遇してしまった。
これ、私が呼び寄せてるだけなんですかね? それとも、その人たちは普通なのに私が自意識過剰なだけ? 悪いのは私? ねえ、どうなの!?(襟首)

残念ながら、タダマンおじさんへの対処法「彼氏・夫がいるから無理と断る」「性病の怖さについて語る」などは、痴漢もどきおじさんには通用しません。彼らはセックスを目標にしているわけではなく、ひたすら欲望がダダ漏れてるだけなので、何の話を振られても聞いてないし、自分の話したいことだけ話して、脈絡なく手を出します。
そして、女性に強く拒絶されると、たいていキョトンとする。彼らは「相手の嫌がることをしている」という自覚すらないようです。たぶん、KさんもAさんもこの文章を読んだところで、自分のことだとは夢にも思わないはず。お前だよ、お前。ネット上で実名挙げるぞ。
痴漢もどきに、打つ手なし。一番有効なのは「手の届く範囲に近づかないこと」です。

聞きたくないでしょうが、次回は私が出会った3人目の痴漢もどきおじさんのお話をします。コラムのネタにでもしないと悔しくてやりきれませんよ!

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藍川じゅん

藍川じゅん

元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中!

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