恋の花びら大回転

【第77話】お風俗デビュー!その2
K君がシャワーの準備をしてくれたので、念入りに体を洗います。
股間はゴシゴシと2度洗いしました。
バスタオルを巻いて浴室を出ると、さっきまでスーツだったK君が半袖短パン姿になっていました。
見事な細マッチョ!若い男子のセクシーなアスリート体型にクラクラします。
K君は、
「緊張感してる?でも大丈夫ですよ、それ以上に僕の方が緊張してるから」
と、にっこり。さすがの余裕です。
ベッドの上に敷かれたバスタオルにうつ伏せで寝て、マッサージスタート。
足にローションを塗り、少しずつ揉みほぐしていきます。
このアロママッサージ、気持ちよすぎて途中で何度かウトウトしました。極楽です。
額の汗が私の背中に垂れるたびに、
「わっ、ごめん汗垂れちゃった!」
と謝るK君。
当たり前っちゃ当たり前なんですが、ちゃんと力を込めてマッサージしてくれてるんだなあ…とちょっと感激してしまった。
おばちゃんのセルライトだらけの体を1時間全力で揉みまくるって、ものすごく体力のいる作業でしょうに。
丁寧な仕事してくれてありがとう、K君…!
1時間近く経過した後、うつ伏せから仰向けの体勢になりました。
K君と目が合うと恥ずかしいので、アイマスクを借りました。
膝から太ももの付け根にかけてのマッサージが始まり、
K君の手の動きに少しずつ変化が現れます。
太ももの付け根に触れる時、さりげなく大陰唇を広げ始めたのです。
「あっ、性感マッサージが始まったんだな」
と気づいたものの、すでにアロママッサージによって頭がフニャフニャになっているため、ほとんど夢見心地でした。
K君の指先が、3回に1回くらいクリトリス周辺をわずかに撫でるようになり、ここらへんから少しずつ体が反応し始めます。
たまに触れるK君の指先が、めちゃくちゃ気持ちいい。
なのに、たまにしか撫でてもらえず、じれったくてモジモジしてしまう。もっと触って欲しい!
K君は、涼しげに「じゃあ、腕のマッサージしますね」と、太もものマッサージを切り上げてしまいました。
グズグズに濡れてるのに、なかなか触ってもらえない!こんなの初めて!
腕のマッサージをしている途中、K君が私の指先に小さくキス。
体がピクッと反応したのを見て、K君は指先を口の中に入れ、いやらしい音を立て始めました。
えっ、えっ、これ、指先舐めてるだけだよね??
なんでこんな気持ちいいの???
と、脳内は大パニック。
腕から指のマッサージが終わると、K君はさらに大胆になっていきます!(またしても次回に続く!)

藍川じゅん
元ピンサロ嬢。アダルト誌にてコラム連載中。著書『大好きだって言ってんじゃん』(メディアファクトリー)が好評発売中!