フ～ゾクな人々
SM店に勤務する
女の子の本音に迫る～その2～
風俗で働く女性へのインタビューを生業としている私ですが、
その中から雑誌などでは公表できない彼女たちの本音をピックアップして
こっそりと皆さんにお伝えしているこのコーナー。
今日は、前回に続きSM店にまつわるお話を紹介してみたいと思います。
SM店で働く女性には、本当に様々なタイプの人がいます。
まずは、マジでSMにハマっている女性。
こちらのタイプは、以前に付き合っていた彼氏の影響であったり、
小説や映画を見て興味を持って、
この世界に足を踏み入れるパターンが多いようです。
もちろん、入店したときにはある程度のSM経験を持っていますので、
すんなりとお店のプレイを受け入れる傾向があるようです。
そして、もうひとつのタイプとしては、
前回にご紹介した店長さんのお話にあったように、
SMの仕事が「ラクそうだから」という理由で入店してくる女性。
SM店の中にも、様々な種類の店があって、
イメクラの延長のようなソフトなプレイを中心としたM嬢専門の店、
というのも多く存在します。
そんなお店では、お客さんもSM素人ですので、ちょっと縛られたり、
目かくししたり、言葉攻めしたり、なんて程度のプレイで
OKという場合が多いようです。
また、根っからSMを愛好する男性のほとんどが紳士的。
あまり無理は言ってこない、ということで、
こちらから色々してあげる他の業種よりも受け身なプレイが多く、
イメージしているほど過激な要求が少ない仕事でもあるようです。
池袋にある某SM店に勤務するM嬢・Aさんは、OL業との掛け持ち組。
やはり、SMをラクな仕事として捉え、この店に入店してきたようです。
「脱がない・舐めない・触らせない女王様、
ってことで入店したんです(笑)。
でも、やってみると女王様ってけっこうツラい。
頭脳プレイなんですよね(笑)。
自分で色々考えないといけないんですよ、いじめ方とか。
しかも、プライベートではされるほうが大スキなんで、
お店に頼んで路線変更しました。
っていうか、どっちでも良かったんですけど」
なるほど。S嬢になるのは、初心者じゃ難しいってことですかね。
で、M嬢に転向してからはどうでしたか？
「まあ、ラクですかね。割とされるがままって感じなんで。
ムリな時はムリ！って言っちゃうし。
本当のSさんって、けっして女性に奉仕とかを要求しないんですよ。
だって、してもらうのが好きなのって根本はMでしょ？
Sさんは女性を辱めたり気持ちよくさせるのが好きなわけだから。
まあ、だから私も普通に楽しんでいますよ」
なるほど。してもらうのが好きな男性って根本的にMってことですね。
確かに、思い当たるフシがあります(笑)。
さて、次回はSM特集第三弾！
SM店の教育係の女性のお話を紹介したいと思っていますので、
しばしお待ち下さいませ。
それでは、今日はここいらへんで。
次回の「フ～ゾクな人々」は3月6日アップの予定です。
葛飾ぽんず
快楽系ライターとして、風俗、夜遊び情報、グルメ、旅行などのジャンルに精通。ライブドア、スポニチWEB、MANZOKUなどでコラムや取材記事を連載中。
