風俗嬢チエの風俗嬢ってどないやねん!!

耐えるかVS告白か(前編)
……今回、チエがあるお客様から与えられた「試練」は、
風俗嬢がどうとかいうよりも、
「人間としての良心が問われる問題」だったと思う。
それくらい、「ありそうでなさそうな問題」に直面してしまった……。
とある普通のサラリーマンさん。
年齢40歳前後。
見た目、エリート実業家。
しかし、その爽やかに微笑む、素敵な笑顔の右の鼻の下には・・・・・
・・・デッカイ鼻くそがぶら下がっていた・・・!!!
・・・・・・うぁあぁあぁ~~~!!!∑( ̄∇ ̄;)
来てしまったよ!!ありそうでなさそうな、コントのようなネタ!!!
どどどど・・・・・・どうしようどうしよう・・・・・・・・・
あまりにも爽やかなうえに、屈辱を与えると耐えきれないような、
か細い顔をしている彼。
・・・・・・・・・・言えません・・・・・・orz
しかし、このままではチエがもたない!!!
なんてったって、
こんな顔して、「イメージプレイ」なんだもの!!!
爽やかな顔に、デッカイ鼻くそぶら下げて、
「補習をしようか浅葉くん」なんて、
そんな楽しいシチュエーションが他にあるか!!!
マジ勘弁してくれ!!!
「浅葉くん、今日は君の成績についてちょっと・・・・・」
・・・・・うわっ!!!きた!!!!!
どどどどうしようどうしようどうしようどうしよう・・・・・
「・・・せ、せいせきですか・・・・」
いかん・・・声がどもってしまう・・・
動揺するなチエ!!!鼻くそを見てはイカン!!!
・・・・・と、思えば思うほど、鼻くそに目が行くよぉ~~~!!!
ああああぁ~~~
爽やかな顔に鼻くそ。
エリートサラリーマンに鼻くそ。
なんちゃって教師に鼻くそ。
はだかフリチンに鼻くそ。
・・・・・だめだ・・・・・
どの組み合わせを取っても、笑いを耐えるのは不可能に近いっ!!!
鼻くそ先生は、息を荒げながら、チエの上に覆いかぶさってきた。
「浅葉くん、こんな成績で、卒業できると思っているのかい?」
「あ・・・ぅ、す・・・すみません・・・」
アナタこそ、そんな鼻くそくっつけて
営業が務まると思っているのかい!!
チエは、笑いをこらえるというよりも、
耐えきれない顔のゆがみを
見られないように背けるだけで精一杯だ。
「浅葉くん・・・・」
せんせい、はなくそがついてます、せんせい、はなくそがついてます、
せんせい、はなくそが・・・・・
うぁあ~~~~!!!!お願いだから気づいてぇ~~~!!!
こんなことなら、さっきのシャワーの時に、
「きゃぁっ!!ごめんなさ~いっ!!」
とか言って、シャワーぶっかけて、
無理やりにでも鼻くそ取ってあげればよかった・・・!!
「浅葉くん・・・」
鼻くそ先生の顔が、チエに近づいてきた。
(うわっ!!!キスはヤメテ!!!マジでやめて!!!)
必死に顔を反らしながら抵抗する。
「浅葉くん、どうしたんだ。おとなしくしなさい」
せんせい、はなくそが揺れてます、せんせい、はなくそが揺れてます、
せんせい、はなくそが・・・・・
・・・・うぉおぉ~~~もうダメ・・・・・・ダレカ・・・・・・
(後編へ続く)
次回の「風俗嬢ってどないやねん」は8月14日アップの予定です。
チエ
大阪・ミナミの風俗3ねんせい。一緒に暮らしている彼にバレることなく仕事を続け、ガッポリ貯めこんでいる。